アルファベット下位クラスでも意味はあるのか
SAPIXは１都３県あたりでは圧倒的な実績を残す進学塾。
その内容はaクラスにいてこそで、アルファベット下位クラスにいても無意味（お客様）とよく聞きます。
下位から抜け出せず実力が合わない場合は、転塾してでも子供に合った（合わせた）環境をつくってあげるべきと。
この説に私は少し違う感覚を持っていて、塾側はどうだか知らないが、親としては環境が実力を押し上げてくれるということを期待しても良いと思う。
私の経験になってしまうのだが、学生時代（高校～大学）の私は勉強が好きというわけではなく運動大好きだったので、あるスポーツに打ち込んでいた。
そのきっかけは部活動の体験入部でちょっとムカつく先輩がいたから。
素人の私を相手にかったるいな～って感じで相手をしてくれた先輩に対し、ムカついて負かして恥をかかせてやると思い入部。
目標はただ一つ、その先輩を実力で抜くこと。それだけ。
しかし、そこで厳しい練習（本当にキツかった）を重ねても、背中は近づくどころか遠ざかるばかり。
半ば退部も考えるほど腐りかけていた時、初めて試合に出た時に驚いた。
他よりも私の方が圧倒的に強い（上手い）！！
周りが私のことを誰だアイツと噂している！！！（無名だったので・・・）
後で知ったのですが、私が入った高校はそのスポーツではかなりの強豪校。。。
そして背中を追っていた先輩はその都道府県ではかなり有名なレベルの選手。。。
学校では実力が底辺レベルだった私が、トップ（先輩）に追いつこうと努力していたら、学校では下位から抜け出せなかったが、世間一般のレベルから見たら上位に位置していた。
SAPIXとその他の塾の偏差値を見ると、たとえアルファベット下位だろうが努力を続けることができれば、同様に他塾を含めた受験生全体の相対評価では普通以上の位置にいることを実感できるのではないか？
娘は決して優秀ではないが、努力を重ねることを苦とは思わない性格なので、妻がSAPIXを選んだことに関しては異論はなかった。
たとえ一番下のクラスだとしても、厳しい環境の方が最終的なリターン（結果）が大きいことを経験していたからだ。（スポーツではあるが）
SAPIXに限らずクラス分けのある塾に通塾していて一喜一憂している親子は是非冷静になって欲しい。
分母を広げて受験生全体として考えれば、あなた達は充分優秀なことを実感できるハズだから。
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