SAPIXに通う平凡親子の中学受験記録

高校まで公立の父親と中学から私立の母親の間に産まれたごく一般的な子供の中学受験の記録

長さの足し算引き算

まず最初に・・・

 

私は基本的に学校や塾を信頼しているので、先取りして教えることは決してせず、学校や塾の教え方でどうしても理解できずつまづいた時にだけ、娘専用(オーダーメイド)の方法を考えて教えようと思います。

なので優先順位は、 学校or塾>>>私 は揺るぎません!!

 

さて、最初に取り掛かって一番手こずったのは長さの問題。

 

まずそもそも単位の変換が自信がない状態で解いているようだった。

1mが100cm、1cmが10mmと当たり前のことを話しても当然響かない。学校でも教わっているはずなので、それで分かればとっくに理解しているよねって話。。。

 

そこでまずは下の相関図を書いた。

 

   ○○    ○

 m → cm → mm

 

メートルからセンチメートルにするには〇を2つつけるんだよ、センチメートルからミリメートルは〇を1つつけるんだよってだけの図。

逆に小さい単位から大きい単位にするには〇を取る。

 

最初は100を掛けるんだよ、10を掛けるんだよって伝えてみたけど、まだ暗算で即答できないようなので、もっとシンプルにして話してみる。

これを長さの問題が出るたびに最初に空いているスペースに書かせてみた。

 

すると何度かやってく内に単純な変換はできるようになった。娘は図や絵で覚える方が合っているようだ。

 

 

次の問題は長さの引き算。こいつが難しい。

 

2m30cm-1m15cm=これは繰り下がりもないし単位も位も揃っているから出来る。

2m15cm-1m30cm=センチメートルで繰り下がりが発生するので出来なくなる。

 

解決策は計算はすべて単位ごと書いた筆算で解くことで克服した。

例)

     2m15cm

   ー 1m30cm

 ------------

       45cm

 

この際に順に繰り下がるのを気をつけさせる。メートルから繰り下がる時は、まずセンチメートルの十の位に繰り下がり、その後に一の位と階段のように1個ずつ繰り下がるんだと。

 

 

なぜこれが必要かというと、これがわからないと次の問題が解けない。

 

     2m 5cm

   - 1m 7cm

 ------------

 

娘はこの答えを何度も8cmと書いてしまう。十の位をすっ飛ばして一の位で計算するためだ。この解法には0をつけて位を目視させることにした。

 

私『0さんは恥ずかしがり屋だから、たとえば05cmのように1番前にいたり、0mmとかのように単位の中にひとりぼっちだと隠れちゃうんだ。でも筆算の時はちゃんと出してあげよう』

 

     2m05cm

   - 1m07cm

 ------------

        98cm

 

すると十の位の存在を目視できるようになり繰り下がりの間違いがなくなった。

 

 

そして最後はひっかけ問題の克服だ。

 

     2m50mm

   - 1m05mm

 ------------

 

0を出してあげることで筆算も間違いなく回答できる。ただこの答えが1m45mmで終わってしまう。そう、本来は存在しないはずのmmの十の位をcmへの変換を忘れてしまうのだ。

 

ただ実際の問題は何ミリメートルでしょう?など答えの単位が指定されている場合も多いので、問題をよく読んで最後に繰り上がり出来るものがないかを確認するということまでを教える。

 

 

実際にはもっと噛み砕いて回り道をしながら教えていたけど、だいたい1日30分を5日間(計2時間半)で長さ問題の苦手意識を克服。

 

足し算と引き算を間違えるといったケアレスミスはちょいちょいあるけど、振り返りで自分でどこで間違えたかを気づける程度にはなった。

 

一応この解き方はこの先のキロメートル(km)を学んだ際に、相関図に付け足すだけでそのまま応用して計算できるので、娘にはまずまずかな。 

 

  

にほんブログ村ランキングに参加しています。

よろしかったらクリックをお願いします。

にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村